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山谷解放運動の黎明期 梶大介・満里子とその時代 トーク : 小美濃 彰 (東京外国語大学特任研究員)
今回の〈ミニトーク〉は、1960年代初期からの山谷での運動に注目し、梶大介と梶満里子の活動に焦点を当てていきたい。 梶大介は、1957年に『バタヤ物語』を書いて〈ばた屋〉の世界を世に知らしめ、ばた屋の協同組合結成を目指すなど都市貧民居住地域の活動家であった。そうした敗戦・混乱期の「最下層の系譜」の時代をたどり、連れ合いの満里子とともに活動の拠点を山谷に移したのは1963年の暮れだった。その時の山谷は、59年10月の第一次暴動を皮切りに連続する寄せ場叛乱=暴動の時代